独立直後のフリーランスが「初めての見積もり」を診断したら
独立して初めての案件打診の設定例です。知人の紹介で「バナーとサイト更新まわり一式10万円」と言われましたが、範囲があいまいで、修正回数も支払条件もまだ決まっていません。実績がないので強く言えない、という状態です。
相談: 「初案件なので安くても受けるべきか、それとも最初から基準を守るべきか迷っています。」
診断に入力した条件
※ 金額・時間は架空の入力例です。職種の相場を示すものではありません。
| 報酬 | 100,000円(固定(一式)・税抜) |
|---|---|
| 作業時間 | 本作業30時間+付随作業8時間 |
| 条件 | 修正決めていない / 支払サイト30日 / 源泉徴収あり / 直請け / 単発 |
| 自分の基準 | 目標手取り3,000,000円 / 週5日×実働6時間 / 請求可能率65% |
入力の考え方
- 独立初年度は営業・環境整備の時間が多いため請求可能率は65%と低めに設定
- 目標手取りは会社員時代の生活費ベースで300万円に設定(最低ライン)
- 「一式」の中身を本作業30時間+やり取り8時間に分解してから入力
診断結果
採算スコア
51 /100
C判定 — 交渉してからこの案件の実質時給(付随作業・直接経費込み)2,631円
あなたの必要時給(目標手取りからの逆算)4,270円
必要な年間売上(経費ゼロ換算)3,910,000円
月間売上目標325,834円
日単価の目安(必要時給×実働時間)25,620円
入金見込み(源泉徴収 10,210円 控除後・税抜)89,790円
危険サイン(3件)
- 実質時給が必要時給を大きく下回っていますこの条件のまま同種の案件だけで稼働すると、必要な売上に対して3割以上足りない計算です。単価そのものの引き上げ、または作業範囲の縮小が必要です。
- 修正回数の上限を決めていません受注後に決めるのは不利になりがちです。見積書・発注書の段階で修正の回数と範囲を明記しましょう。
- 単発案件なのに単価に余裕がありません単発案件は営業・要件把握・立ち上がりのコストが毎回かかるため、継続案件より高い時給が必要です。目安として必要時給の2割増し以上を狙いましょう。
推奨の交渉レンジ(総額・税抜・概算)
179,000円 〜 236,000円
時給換算4,700円 〜 6,200円
算出根拠必要時給に単発・仲介の上乗せを加味し、総作業時間と直接経費で換算
このままでは目標の手取りに届きません。推奨レンジを目安に単価交渉するか、作業範囲を絞って実質時給を上げる調整が必要です。
この事例の交渉の着眼点
- 実績がない時期でも「必要時給を下回る単価を基準にしない」こと。初案件の単価が以後の基準になりやすい
- 値引きするなら金額ではなく「初回のみ・範囲限定」と明示する。無条件の安売りは次回の値上げを難しくする
- 初案件こそ条件(修正回数・支払日・キャンセル時の精算)を書面で残す。知人経由ほど曖昧になりやすい
そのまま使える文面
初案件の見積もり提示文面(範囲を明確にする)(金額・固有名詞を差し替えてお使いください):
このたびはお声がけいただきありがとうございます。ご依頼内容を整理し、お見積もりをお送りします。【作業範囲】バナー制作〇点・トップページの更新〇箇所【金額】〇〇円(税別)【修正】各2回まで(以降は別途お見積もり)【納期】ご発注から〇営業日【お支払い】納品月の月末締め・翌月末払い。範囲の追加やご予算のご相談も可能ですので、お気軽にお知らせください。
この事例の入力値がフォームに入った状態で開きます。金額や時間を自分の案件に差し替えるだけで診断できます。
この事例を自分の条件に差し替えて診断する診断結果をそのまま交渉材料にできる詳細レポート(980円〜)も用意しています。
交渉に進むなら単価交渉メールテンプレート、 条件の確認には業務範囲チェックリストが使えます。
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※ 税額・社会保険料は令和8年分・単身・東京23区目安の概算です。採算スコアと推奨レンジは当サイト独自の目安であり、 契約判断や収入を保証するものではありません。