クラウド会計ソフト比較ランキング【2026年7月】
青色申告65万円控除(年10〜20万円規模の節税)を取りにいくなら、実質的な選択肢は主要クラウド会計3サービス。 設計思想が違うので、「どれが優れているか」ではなく「どれが自分に合うか」で選ぶのが正解です。
結論の早見表(目的別のおすすめ)
| あなたの状況 | おすすめ | 理由 | 年払いの目安(税抜) |
|---|---|---|---|
| 初めての確定申告 | freee会計(総合1位) | 質問に答えるだけで申告書ができる設計。簿記知識ゼロでも迷いにくい | 月980円〜 |
| 口座・カードが多く効率重視 | マネーフォワード | 明細の自動取得と一括編集が強く、2年目以降の乗り換え先としても人気 | 月900円〜 |
| 費用を最優先 | やよいの青色申告 オンライン | 初年度0円キャンペーンが定番で、1年間ほぼノーリスクで試せる | 初年度0円(次年度〜年11,800円) |
このランキングの評価基準
順位は、次の4点を「フリーランス・個人事業主が初めて選ぶ場合」の重みで評価した当サイトの見解です。広告報酬の有無・多寡は評価に影響させていません。
- ① 申告までの迷いにくさ — 簿記知識なしで確定申告書の提出まで到達できるか(画面設計・用語・ガイド)
- ② 記帳の自動化 — 銀行・カード連携、明細の自動仕訳、レシート読み取りの実用度
- ③ 制度対応 — 青色申告65万円控除(e-Tax)、インボイス・消費税申告、電子帳簿保存法への対応とその対応プラン
- ④ 費用対効果 — 年間コストと、65万円控除による節税額(年10〜20万円規模になることが多い)とのバランス
検証方法: 料金・機能は各社公式サイトの原文を2026年7月2日に確認して転記しています(ページ末尾の出典参照)。体験談・口コミの引用は行いません。
タイプ別おすすめランキング
- 簿記用語を知らなくても「質問に答えるだけ」で申告書が完成する設計
- レシート撮影 → 自動仕訳 → e-Tax提出までスマホで完結できる範囲が広い
- 青色申告65万円控除の要件(複式簿記+e-Tax)を最短ルートで満たせる
- 銀行・カード・電子マネーの連携先の多さに定評。明細の自動取得が強力
- 仕訳の一括編集など、数をさばく操作が速い。2年目以降の経験者に人気
- 家計簿アプリ「マネーフォワードME」とデータ連携できる
- 初年度無料キャンペーンが定番で、1年間ほぼノーリスクで試せる
- 画面がシンプルで迷いにくく、サポート(電話・チャット)プランも選べる
- 会計ソフト老舗の安心感。動作が軽い
料金比較(月額・年額)
3社とも年払いのほうが割安です。以下は2026年7月2日時点の各社公式サイトの表示(すべて税抜)で、 キャンペーンや改定で変わるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
| サービス/プラン | 年払い(月あたり) | 年額 | メモ |
|---|---|---|---|
| freee スターター | 980円 | 11,760円 | 確定申告のみ利用向け。消費税申告は不可・レシート撮影 月5枚まで(月払いは1,780円/月) |
| freee スタンダード | 1,980円 | 23,760円 | 消費税申告(インボイス対応)・優先サポート(月払いは2,980円/月) |
| freee プレミアム | 3,316円 | 39,800円 | 年払いのみ。電話サポート・税務調査サポート(30時間分) |
| マネーフォワード パーソナルミニ | 900円 | 10,800円 | 消費税申告は不可(月払いは1,280円/月) |
| マネーフォワード パーソナル | 1,280円 | 15,360円 | 消費税申告(インボイス対応)・レポート機能(月払いは1,680円/月) |
| マネーフォワード パーソナルプラス | 2,980円 | 35,760円 | 年払いのみ。電話サポートつき |
| やよい セルフ | 初年度0円 | 次年度 11,800円+税 | 初年度無償キャンペーン(2027年3月15日申込分まで)。サポートはWebFAQ |
| やよい ベーシック | 初年度0円 | 次年度 22,800円+税 | 電話・チャット・メールの操作サポートつき |
| やよい トータル | 初年度 19,800円+税 | 次年度 39,600円+税 | 初年度半額。操作サポート+仕訳・業務相談 |
※ やよいの青色申告オンラインはどのプランでも機能が同じ(サポート範囲のみ異なる)。freee・マネーフォワードはプランで使える機能が変わります。 ソフト利用料は事業の経費(通信費や消耗品費等ではなく「支払手数料」などの科目で処理する例が多い)にできます。
年間総額の早見表(1年目・2年目以降)
上の料金表の金額(税抜)をもとに、年払いを続けた場合の年間総額を計算し、2年間の合計が安い順に並べたものです。 月額表示だとわかりにくい「やよいの初年度0円」と「2年目以降の負担」の関係が一目でわかります。
| サービス/プラン | 1年目の総額 | 2年目以降(年額) | 2年間の合計(参考) | 消費税申告 |
|---|---|---|---|---|
| やよい セルフ | 0円 | 11,800円+税 | 11,800円+税 | 対応 |
| マネーフォワード パーソナルミニ | 10,800円 | 10,800円 | 21,600円 | 不可 |
| やよい ベーシック | 0円 | 22,800円+税 | 22,800円+税 | 対応 |
| freee スターター | 11,760円 | 11,760円 | 23,520円 | 不可 |
| マネーフォワード パーソナル | 15,360円 | 15,360円 | 30,720円 | 対応 |
| freee スタンダード | 23,760円 | 23,760円 | 47,520円 | 対応 |
| やよい トータル | 19,800円+税 | 39,600円+税 | 59,400円+税 | 対応 |
| マネーフォワード パーソナルプラス | 35,760円 | 35,760円 | 71,520円 | 対応 |
| freee プレミアム | 39,800円 | 39,800円 | 79,600円 | 対応 |
※ 金額はすべて税抜(やよいは公式表示に合わせ「+税」と表記)。年払いの月あたり額×12で算出し、freeeプレミアムのように公式サイトが年額を表示しているプランはその年額を用いています。 出典と確認日(2026年7月2日)は上の料金比較表と同じです。freee・マネーフォワードの無料期間(30日/1か月)による減額、やよいの初年度0円の適用条件(決済方法の登録が必要・2027年3月15日申込分まで)は上記に含めていません。 なお、最安のプランだけで選ぶと消費税申告(インボイス対応)ができないことがあるため、課税事業者の人は「消費税申告: 対応」のプラン同士で比べてください。
各サービスのプラン内の違い(どのプランで足りるか)は個別記事で詳しく解説しています: freee会計のプラン比較/マネーフォワードのプラン比較/やよいの青色申告オンラインのプラン比較
機能比較(確定申告・インボイス・電子帳簿保存)
| 項目 | freee会計 | マネーフォワード | やよいの青色申告 |
|---|---|---|---|
| 確定申告書の作成・e-Tax | 全プラン対応 | 全プラン対応 | 全プラン対応 |
| 消費税申告(インボイス対応) | スタンダード以上 | パーソナル以上 | 全プラン対応 |
| 銀行・カード明細の自動取得 | 対応(1,000以上の口座・サービス) | 対応(連携先の多さに定評) | 対応 |
| スマホアプリ | レシート撮影〜申告まで対応範囲が広い | 対応(電子申告はマイナンバーカード+対応スマホ) | 対応 |
| 電子帳簿保存法 | 対応 | 対応 | 対応(優良な電子帳簿の法的要件認証を取得) |
| 無料で試す | 30日間無料(クレジットカード登録不要) | 無料トライアル1か月 | 初年度0円(全機能) |
※ 2026年7月2日時点の各社公式サイトの表示にもとづく整理です。詳細な条件・対象プランは各公式サイトでご確認ください。
「確定申告ソフト」を探している人へ(会計ソフトとの違い)
「確定申告ソフト」と「会計ソフト」は、フリーランス向けではほぼ同じものを指します。確定申告書は1年分の売上・経費の記録(帳簿)から作るため、 申告書の作成機能だけを切り出したソフトは実務ではほとんど使われず、日々の記帳から申告書の作成・e-Tax提出までを1つでこなすのがこの3社です。 「確定申告のためだけに安く使いたい」場合は、freeeスターター・マネーフォワード パーソナルミニ・やよいセルフ(初年度0円)のような下位プランが候補になります。 ただし、インボイス登録をして消費税申告が必要な人は、消費税申告に対応するプラン(上の機能比較を参照)を選ぶ必要があります。 自分の申告に何が必要かは確定申告 完全ガイドで確認できます。
3サービス比較表
| 項目 | freee会計 | マネーフォワード クラウド確定申告 | やよいの青色申告 オンライン |
|---|---|---|---|
| 設計思想 | 簿記を知らない人向け。「質問に答えると申告書ができる」体験重視 | 明細の自動取得・自動仕訳の効率重視。経験者に好まれる傾向 | 老舗の安心感とコスト。画面はシンプルで迷いにくい |
| 銀行・カード連携 | 対応 | 対応(連携先が多いことで知られる) | 対応 |
| スマホアプリ | レシート撮影から申告まで対応が広い | 対応 | 対応(機能は絞られる) |
| 料金(年払い・税抜) | 年11,760円〜 | 年10,800円〜 | 初年度0円〜(次年度 年11,800円+税〜) |
| 無料で試す | 無料期間あり | 無料期間あり | 初年度無料プランあり |
| 向いている人 | 簿記が全くわからない初心者 | 複数口座・カードを使い分ける人、効率重視 | とにかくコストを抑えたい人 |
※ 2026年7月2日時点の公開情報に基づく目安です。プラン構成・料金・キャンペーンは変更されることがあります。
選び方チャート(3つの質問で決める)
ここまでのランキング・比較表と同じ評価にもとづく分岐です。上から順に答えるだけで候補が1つに絞れます。
- 質問1: 簿記の用語(借方・貸方など)に自信がない? 初めての確定申告?
はい → freee会計(質問に答える形式で申告書まで進める設計)/いいえ → 質問2へ - 質問2: 銀行口座・クレジットカードを複数使い分けている?
はい → マネーフォワード クラウド確定申告(明細の自動取得と一括編集で時短しやすい)/いいえ → 質問3へ - 質問3: 費用をとにかく抑えたい?
はい → やよいの青色申告 オンライン(初年度0円で1年試せる)/いいえ → どれでも青色申告65万円控除の要件は満たせるため、無料期間で2社を触ってみて操作感の合うほうに決める
※ インボイス登録済み(消費税申告が必要)の人は、どの分岐でも消費税申告に対応するプラン(freeeはスタンダード以上・マネーフォワードはパーソナル以上・やよいは全プラン)を選んでください。
失敗しない選び方(結論)
- 初めての確定申告で不安 → freee(用語がわからなくても進める)
- 口座・カードが多い、作業時間を最小化したい → マネーフォワード
- 費用を最優先、シンプルでいい → やよい(初年度無料で1年試せる)
どれを選んでも青色申告65万円控除の要件(複式簿記+e-Tax)は満たせます。 控除で手取りがいくら変わるかを先に計算しておくと、 ソフト代の元が取れるか数字で判断できます。
よくある質問
会計ソフトの料金は月額いくらですか?
2026年7月時点の各社公式サイトでは、年払いの場合でfreee会計が月980円(税抜)から、マネーフォワード クラウド確定申告が月900円(税抜)から、やよいの青色申告オンラインが初年度0円(次年度から年11,800円+税)からです。プランや支払い方法(年払い/月払い)で変わり、料金・キャンペーンは変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
「確定申告ソフト」と会計ソフトは別のものですか?
実質的に同じものを指すことがほとんどです。ここで比較しているクラウド会計ソフト3社は、日々の記帳(帳簿づけ)から確定申告書の作成・e-Tax提出までを1つのサービスでカバーします。「確定申告ソフト」として売られているものも、申告書を作るためには日々の取引データが必要なため、会計機能とセットになっているのが一般的です。
インボイス(消費税申告)や電子帳簿保存法に対応していますか?
3社ともインボイス制度・電子帳簿保存法への対応をうたっています。ただしプランによる違いがあり、公式サイトの表示では、消費税申告はfreeeはスタンダードプラン以上、マネーフォワードはパーソナルプラン以上が対象で、やよいの青色申告オンラインはどのプランでも利用できます。免税事業者のままの人は消費税申告機能がなくても困らないため、自分が課税事業者かどうかで必要なプランが変わります。
スマホだけで確定申告できますか?
3社ともスマホアプリを提供しており、レシート撮影や取引の登録はスマホで完結しやすくなっています。e-Taxでの電子申告にはマイナンバーカードと読み取り対応スマホが必要です。申告書の細かい確認はPC画面のほうが見やすい場面もあるため、「入力はスマホ・最終確認はPC」という使い分けも現実的です。
会計ソフトは本当に必要ですか?
義務ではありません。ただし青色申告65万円控除には複式簿記とe-Tax申告(または電子帳簿保存)が必要で、手作業では負担が大きいため、控除の節税額(年10〜20万円程度になることが多い)がソフト代(年1万円前後)を大きく上回るケースがほとんどです。
無料で使い続けられるソフトはありますか?
主要3サービスはいずれも無料試用期間やお試しプランがあります。確定申告書の出力など中核機能は有料プランが前提と考えておくのが現実的です。
途中で他のソフトに乗り換えられますか?
可能です。仕訳データのエクスポート/インポートに各社対応しています。ただし操作に慣れる手間があるため、無料期間中に自分の銀行・カードとの連携や操作感を確かめてから決めるのがおすすめです。
クラウド会計ソフトのランキングの根拠は何ですか?
「①申告までの迷いにくさ ②記帳の自動化 ③制度対応(青色申告65万円控除・インボイス・電子帳簿保存法) ④費用対効果」の4点を、フリーランス・個人事業主が初めて選ぶ場合の重みで評価した当サイトの見解です。料金・機能は2026年7月2日に各社公式サイトの原文を確認して転記しており、広告報酬の有無・多寡は順位に影響させていません。詳細は本文の「このランキングの評価基準」をご覧ください。
ずっと無料のまま使い続けることはできますか?
恒久的に無料で全機能を使えるプランは3社にはありません。freeeは30日間・マネーフォワードは1か月の無料期間で、やよいの「初年度0円」も2年目からは有料(セルフは年11,800円+税〜)に自動更新される仕組みです(更新前に案内が届き、キャンセルは可能)。無料の範囲は「操作感や口座連携を確かめる期間」と考え、2年目以降の年間総額(本文の早見表参照)まで見て選ぶのが現実的です。